OfficeOnlineを高齢者に勧める前に知っておきたいこと!

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OfficeOnlineをオススメするかどうか。

 
これって結構悩むのよね。

無料で使えるってのはかなり嬉しいことなんだけれども、だからと言ってフル機能版なわけでもないんだから、そんなん意味ないでしょー。

っていう話ではない。

 
今回は、高齢者を相手に奮闘するわたくしが「PC教室で教えてもらってきたことを俺に質問してくるじゃねー!」なんていう愚痴ではなく、Office難民高齢者にOfficeOnlineはイケてるのかという視点で書いてみます。

 
PC教室講師必読であります。

Contents

根底にあるのは、ファイルの在処問題

高齢者の人を相手にしていると、「なるさん、ファイルがどこにあるんだかわからないんだけど」と聞かれることがしばしば、というかUsually。

というのも、
デスクトップは見えるからわかるけど、デスクトップ以外にあるファイルやフォルダなんて、普段表示されているわけではないので、「わからんわ!」って感じになる。

 
具体的に言えば、

ネットでファイルをダウンロードした → ファイルが無くなった! → ダウンロードフォルダにある

ワードとかでファイルを保存した → ファイルが無くなった!  → ドキュメントフォルダにある

的な感じね。

 
そんなの「ダウンロードフォルダにありますがな」とか「ドキュメントフォルダにありますがな」とか言ったところで、「そんなフォルダ、どこにも無いわい!」って感じ。
(もちろんフォルダという言葉は出てきませんが)

 
そんな恐れ多い方々にエクスプローラを表示して〜云々の話をしても埒が明かないんですな。

ここをクリックしてとか実際にやって見せないとわからない。
やって見せても、何度もやらないからすぐ忘れるし・・・。

 
だからこそ、OfficeOnlineを使わせて「ファイルはOneDrive内に保存されてますよー」なんて言ったところで、「はぁ!?そんなの、どこにあんねん!!!!」状態になってしまう未来が見える。

いや、そんな未来しか見えてこない

 

辿り着いた先には・・・

たとえOneDriveにある目的のファイルにたどり着いたとしても、ワード自体がインストールされてない状態であることを理解せずに、docxファイルをダブルクリックする。

 
その結果「おいこら!ワード開かんやんけ!」的なことを、早朝というか深夜というべきか、そんな時間に電話で言ってきて、早朝と言うか深夜というか、これから一日が始まる爽やかで素敵な時間に、眠れない状態にさせられて、そのまま「朝のテンションで自殺!」なんてことにもなりかねない。

しかも、普通に忘れるから、それが毎日なんてことにも成りかねない。

 
つまり、毎日自殺という、命がいくつあっても足りない状態なのです。

 
だからこそ、自分ができるからとか、自分が知っているからといって、高齢者に対し、今の最先端なことをさせるのは危険と判断し、「今までとあまり変わらない方向でどうぞ」とおすすめすることにしてます。
(もちろんやれる人もいるけどね←フォロー)

 

安けりゃ良いは高齢者には通用しない

あと、オープンオフィスとかのフリー系オフィス風ソフト(Google系も含む)もお勧めしない方がいいですよ。

なぜなら、あれらをMS-Officeだと思って使ってこられると、非常に厄介だから!
(アレらで作られたファイルの中身を修正するとか頼まれたら、ちょーめんどくさいですぞ)

 
Office風ソフトが使いこなせずに、「それMS-Officeじゃないから」と指摘すると、Ms-Officeに乗り換える人も多数いるので、そのときは、買ってもらうか我慢するしか無いと説明すると、大抵は買うと選択。

 
しかし、Microsoftが推し進めたくてたまらない、Officeの年課金には、誰も納得してくれないので、説明が非常にめんどくさいんですよ、Microsoftさん・・・。
勘弁して!

 
ということで、
お値段高いという苦情は、Microsoftにお願いします。まじで。
PC教室はOffice風ソフトも教えろよ!と思わなくもない。まじで。

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