なんとなくネトフリオリジナルを見る〜「13の理由」

全話胸糞展開で登場人物ほぼ全員がクソ人間なのがすごいよね（特に大人はひどい）。
もちろん、ハンナもクレイもクソだと思う。

いじめを受ける人が悪いとは思わないけど、ハンナの人を試すような行動は嫌い。だからこそクソだと思う。

　
クソかどうかはさておき、話の展開的には、後半に進んでいくに従ってのドロドロ展開からの、世界が一気に開いていき、終りが近づいていることがすごくわかる感じが好き。

誰もが予想する展開（クレイ話）から、もう一段上（ブライス話）を用意しているのも良いよね。
もはや単純な展開だけじゃストーリーとしては認められないのかもしれないからかもだけど。

　
しかし、「このあとどうなったかは、自分で考えて」終わりはいいんだけど、話を作れなかっただけではないのかと邪推してしまう。

　　
結構印象に残っているのは、ハンナは、ドジっ子すぎじゃないかしら？と思うシーンが何度かあること。
車上にお金を置いて発進するというシーンは、自分もやったことあるから、まんざら「そんなことしないわ！」と言えず、胸がキュンとなってしまう。。。

そしてハンナの自殺シーンでは、先端恐怖症ならわかると思うけど、内股のあたりがキューンとなってしまう。。。

　
映像的には、過去と現在の映像のつなぎ方が、非常に好き。
たまに今見ている地点が、過去なのか現在なのかよくわからなくなるのが難点と言えば難点？

　
登場人物としては、
クレイがおかしくなっていく感じがは好きだけど、最近どっかで見たような気がしないでもないのが残念で、ブライスの顔も体型も言動も行動もおっさんくさいのはいかがなものなのか、というところか。
　
最後の方向性としては、「ブライスが悪い！」みたいな展開になっていったような気がするけど、みんなでブライスを追い込んでいった結果、ブライスが自殺するという未来は感じないだろうか。
なんか、この物語の流れ上、それはやっちゃいけないのではないかと。

悪者を仕立て上げて、そいつを懲らしめて、ハッピーエンド的なことを考えたちゃったりした？

　
最後の最後まで、どっかで超常現象が起きて、クソ人間どもに天罰がくだるのではないか、というXファイル的展開を思い描いていたのは、内緒。
（クレイがおかしくなっていったのは、ハンナの呪い的な展開とか・・・）